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工芸品買取事例
林正太郎のぐい呑を買取させていただきました
- 作者
- 林正太郎
- 地域
- 石川県鹿島郡中能登町
林正太郎 志野 ぐい呑 盃 酒器 共箱
林 正太郎(ハヤシ ショウタロウ)
岐阜県土岐市で窯元の子として生まれる。
商業高校を卒業をして、名古屋で就職。しかし八ヶ月で郷里に戻る。
それから兄の孝太郎に師事をし、製陶業を手伝うようになる。
24歳の時に朝日陶芸展で知事賞を受賞し、それ以後、連続で4回の入賞を果たす。
美濃陶芸展は、東濃と呼ばれる、岐阜県多治見市、可児市、土岐市、瑞波市等で、窯業を営む作家が出品する陶芸展である。
美濃の作家にとってこの賞は重要であり、この3つの賞を、林正太郎は立て続けに取っている。
それは同展が開催されて初めての快挙であった。
窯元の家に生まれたが、最初は焼き物に興味がなかった。
名古屋でのサラリーマン生活を辞めて帰郷をしてから作陶を始め、初期の頃はガス窯を利用していた。
そこで、鉄釉等の天目、黄瀬戸等、様々な作品を作製。
しかし個展の来場者に、「美濃で作製するなら志野だ」と言われ、作品を志野に絞り、志野の茶陶を焼き続けていた。
ただ、他にも面取りの技法で、壷も発表している。万葉彩と呼ばれる壷も制作している。
茶陶の作品では、抹茶茶碗を中心に作製し、白い志野以外にも、絵志野や、赤志野を作製している。
略歴
1947年 岐阜県土岐市で窯元の家に生まれる
1968年 岐阜県美術展で最高賞を受賞
1971年 朝日陶芸展で知事賞を受賞
1975年 日本橋本店で個展を開催
1979年 日本工芸会正会員に認定
1993年 美濃陶芸展で最高賞の大賞を受賞
1994年 美濃陶芸展で加藤幸兵衛賞を受賞
1997年 美濃陶芸展で庄六賞を受賞
2002年 土岐市指定の重要無形文化財保持者に認定
2006年 四日市近鉄百貨店で「林正太郎 作陶展」を開催
2011年 名古屋高島屋で「林正太郎 世界展」を開催
2015年 日本橋三越本店で「林正太郎 作陶展」を開催
2018年 日本橋三越本店で「革新の志野 林正太郎作陶展」を開催
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