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歴史や経済に関心がある好奇心旺盛な方もいらっしゃることでしょう。
中でも金や銀の価値に興味を持つ方もいらっしゃいます。
そこで今回は、金と銀の価値の歴史的変遷と現代における相対性に光を当て、金と銀の価値について紹介します。

□銀はかつて金を凌ぐ価値があった!?


銀の価値がかつて金を上回っていたという事実は、多くの人々にとって意外な情報かもしれません。
特に古代エジプトにおいて、銀は金よりも希少であり、その価値は非常に高く評価されていました。
この時代の人々にとって、銀はただの貴金属ではなく、富と権力の象徴であったのです。

また、ヨーロッパでは、銀の採掘作業が金のそれに比べて遥かに困難であったため、銀は極めて価値の高い財産と見なされていました。
銀を採掘するためには、専門的な技術と膨大な労力が必要であり、その過程は非常に複雑でした。
その結果、銀は金以上に価値のある貴金属として扱われることが多かったのです。



□今日の市場での銀と金について!



かつては銀が金よりも価値があると見なされていた時代もありましたが、現在では金がより価値あるものとして世界中で認識されています。
それでも、先物相場の市場においては、特定のタイミングで銀が金を上回ることも珍しくありません。


金の市場が比較的安定している理由は、それが有事の資産と見なされているからです。
金が主に装飾品や一部の電化製品で利用されるのに対し、銀はその優れた特性を生かして、より広範囲な分野で活躍しています。
リーマンショックやコロナ禍のような大規模な経済危機が発生しても、金価格が大きく暴落することは少ないのです。

しかし、銀が金よりも価値が上回る瞬間も、特に先物相場において見られることがあります。
これは、金が伝統的に有事の際の安全な避難先とされる一方で、銀の市場はその規模が小さく、価格の変動が非常に激しいためです。
投資の世界では、この価格の不安定さから、銀を「魔の金融商品」と呼ぶこともあるほどです。


□まとめ

銀と金の価値は歴史を通じて変遷してきました。
かつては銀が金を上回る価値を持っていましたが、現代では金がより高価とされています。
しかし、銀はその利用範囲の広さから経済的に重要な役割を担い、市場での価値の変動が激しいのです。
この歴史的背景と現代の動向を理解することで、金と銀の価値についてより理解できます。

当社は、豊富な知識を持つ鑑定士が在籍しており、持ち込み買取も出張買取のどちらにも対応しております。
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