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行商や行商従業者証に関する基本的な情報は、適切な営業活動を行う上で欠かせない知識です。
そのため、古物を売りたいと考えている方は、どのような決まりのもと売買が行われているか知りたいと考えていらっしゃるかもしれません。

そこで、今回の記事では、そもそも行商が何を指すのか、そして行商従業者証の必要性や取得方法についてご紹介します。

□そもそも行商って何を指す?

「行商」とは、古物商が自らの営業所以外の場所で行う古物の取引を指します。
この活動は古物営業法と警察本部長の例規通達に基づき定義されており、適法な古物営業を行う上での基盤です。

行商を行う時には、古物市場での取引やお客の家に出向いての中古車の下取り、デパートの催事場への出店など、さまざまな形態があり、これらの活動を行うためには、行商として申請し、許可を得る必要があります。

ここでは、それぞれの行商例を簡単にご説明します。

*古物市場での取引

古物市場においては、古物商間での売買や交換が主な活動です。
ここでの取引には、行商としての申請と許可が必須です。

*お客様の自宅での取引

お客様の自宅を訪問しての出張買取も行商の1例です。
この時も、行商従業者証の携帯が義務付けられています。

*仮設店舗での営業

デパートの催事場などに仮設店舗を設けての営業も行商に含まれます。
仮設店舗で営業を行うには、あらかじめ警察署への届け出が必要です。

□行商従業者証の必要性とその注意点とは

行商活動に従事する際、従業員は「行商従業者証」の携帯を義務付けられています。
この証は、古物商の許可がある事業者の従業員であることを証明する重要な書類であり、行商従業者証は、営業所以外の場所で古物取引を行う場合に必要とされ、取引の安全を保証するためのものです。

1:取得方法

行商従業者証の取得には、公安委員会への申請が必要です。
事業者は、従業員が行商に従事することを明確に示した上で、必要な書類を提出する必要があります。
書類は、従業員の身分を証明するものや事業者の古物商許可証のコピーなど、公安委員会によって定められたものです。

2:携帯の重要性

行商活動における行商従業者証の携帯は法律で義務付けられており、従業員は、いつでもこの証を提示できるようにしておく必要があります。
また、行商従業者証は、取引の透明性を保ち、消費者や他の事業者との信頼関係を築く上で極めて重要です。
証の不携帯や偽造・不正利用は、事業者の信頼を損なうだけでなく、法的な罰則を受けることにもなりかねません。

3:注意点としての更新手続き

行商従業者証は、一定期間ごとに更新が必要となる場合があります。
事業者は、証の有効期限を常に把握し、期限が近づいたら迅速に更新手続きを行うことが求められます。
更新手続きを怠ると、証の効力を失い、従業員が適法な行商活動を行えなくなるため、事業者は、行商従業者証の管理には十分な注意を払いましょう。

□まとめ

行商と行商従業者証は、古物商が適法に営業を行う上で非常に重要な要素です。
適切な手続きを踏み、必要な許可を得ることで、事業者は営業活動を行っているため、行商従業者証の有無が信用できる会社かどうかの基準にもなります。

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