清水湘斎の花器を買取させていただきました

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清水湘斎の花器を買取させていただきました
作者
清水湘斎
買取地域
富山県 南砺市

特徴

佐渡銅器 清水湘斎 斑紫銅 遊環 花瓶 花器 松鷹盛上文 在銘

作者について

清水湘斎(しみずしょうさい)
1887-1939

銅器作家。昭和十四年二月、五二歳で没した。
住まいは相川町三丁目で、若くして沢根の本間琢斎に師事、斑紫銅および斑黄銅などに、美しい作品を製作して一家をなし、とりわけ神仏像の彫刻ですぐれた技を持ち、「相川の銅器作家中随一」と評判が高かった。
大正の初期から昭和の初めころ、全国物産品博覧会や内国勧業博覧会などに、花器・香炉などを出品し、受賞すること十数回におよんだという。
大正五年(一九一六)七月、皇太子裕仁(昭和天皇)が来島されたおりに、御観賞を得た「斑紫銅芝屋香炉」が同殿下の御買上げになったほか、翌大正六年に出品した「斑紫銅無地花瓶」が、高松宮殿下のお買上げになったことも記録されていて、三丁目の自宅の裏に工房を持っていた。
出品作に対する感謝状や賞状など、生前の作歴を示す三○点余が、屏風にして保存されている。
もう一つの雅号が孤松軒。夫人のミツイさんは元安田部屋の坂尻家の出で、長年産婆さんとして令名が高かった。
陶芸作家の清水文平さん方が、湘斎家の本家に当たるという。

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