服部峻昇の棗を買取させていただきました

  • 漆芸買取事例
服部峻昇の棗を買取させていただきました
作者
服部峻昇
買取地域
石川県 白山市

特徴

茶道具 服部俊夫 高台寺蒔絵 中棗 棗 共箱

作者について

漆芸家 服部 峻昇(はっとり しゅんしょう)
生没: 1943-2018

京都を代表する漆芸家。
1943年の京都に生まれ、高校の美術工芸漆芸科にて漆芸を学ぶ。
1964年には塗師の上原清に師事し、翌年には漆芸家の浦省吾に師事。
工芸展などで数々の賞を受賞しながらヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国などを渡り技を磨く。
また、1970年から1978年までは京都の若手漆芸家グループ「フォルメ」に参加し、同人活動を行っておりました。
80年代ごろまではパネルなどを使った平面的な作品を中心に制作していましたが、その後は飾り棚や飾箱の制作に傾倒していきます。
服部峻昇の代表的な特徴ともいえる、螺鈿(耀貝)の光彩を活かした作品もこの頃から制作の中心となっています。
2004年からは玉虫の翅を作品に取り入れ、晩年にして新たな装飾表現を開拓する。
美しい作品を作り上げる為、自ら材料を厳選していた。
国産の漆をはじめ、扱う材料はどれも希少な天然素材ばかり。
天然素材故に色味や形の厳選に労を要するが、自然にしか映し出せない虹光の美しさに人々は目を奪われる。

略歴:
1943年 京都にて生まれる。
1964年 上原清に師事。
1965年 浦省吾に師事。
1988年 本名の「俊夫」から「峻昇」に改名。
1995年 ローマ法王ヨハネ・パウロ二世に謁見し漆の典書台を献上。
2004年 京都迎賓館主賓室の主賓室に 飾棚「波の燦」を制作。

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