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買取事例
人間国宝 灰外達夫 草槙挽曲造木象嵌菓子盆 共箱 未使用 美品 灰外達夫木工展 出品作 保証品
- 作者
- 灰外達夫
- 地域
- 加賀市 上河崎町
輪島 巨匠 角偉三郎 根来 三段重 共箱 未使用 美品 保証品
角 偉三郎|ISABURO KADO (1940-2005)
1940年、石川県輪島生まれ。「おまえ頭がわるいさけぃ、沈金でもやれ」という父に押され、15歳で沈金(漆に細い線を彫り、そこに金を施す技法)の名人、橋本哲四郎の下に弟子入りする。
1962年に修業を終えると、角は沈金技法を用いた漆のパネル、絵画風の作品の制作に取り組んだ。
ジャスパー・ジョーンズ、ジャクソン・ボロック、ロバート・ランシェンバーグ、サム・フランシスなどのアメリカの前衛美術や、クレー、カンディンスキーに強い影響を受け、現代漆芸に没頭する。
24歳で日展に初入選したのち17回入選、30代で日展特選となる。
1970年代の初めごろ、角は能登半島の柳田村の寺で、古い、置き忘れの合鹿椀と出会った。
この力強くてシンプルな椀に魅せられて、次第に「うつわ」としてのぬりものに関心を持つようになる。
1982年、角はすべての作家活動から退き、初めて椀だけの個展を開く。
この時から角は作品にサインを入れることをやめ、代わりに三つの点を並べて星のように書き入れた。
星は折々に足されていき、最後は六つ星となった。
1980年代半ばからアジア各地でのうるしの伝統と現状を自分の目で確かめるために、タイ、ミャンマー、中国、ブータン、ネパールなどを旅した。
西洋の現代美術やアジア各地の漆など、幅広い興味を持ちながらも、角の仕事の軸になっているのは、輪島のぬりものである。
角はこの伝統を、たしかな芸術的感覚で、自由にのびのびと現代に生かした。2005年10月逝去。
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